施工追跡報告  no.1

  日和大橋(宮城県道路公社)北上川河口

第一期施工時期        昭和62年9月〜  

第二期施工時期        平成 1年7月〜

第三期施工時期        平成 9年7月〜  

全  景

耐候性鋼製橋梁


施工前

下面腐食状況

 

同  上

内部腐食進行状況

下塗り ECプライマー塗布        (軽ブラスト後、錆面塗布)

中塗り  ECPグレー塗布   上塗り TE−220(3回塗り)
約4年経過後 (平成5年6月11日・点検/第二期工事部)

左側が海 付着物の他                 異常なし 

右が海 発錆等の異常なし   

付着物拭き取り・チョーキング除去         (下地の健全塗膜が現れる)

腹背部  異常なし    添接板  異常なし 斜め材等  異常なし
点検風景  膜厚測定等

付属添架設備等の同時期別工事・

他社メーカー塗装仕様による腐食状況

約6年経過後 (平成5年・同時点検/第一期工事部)
左側が海  異常なし   腹脊部   異常なし
約10年経過後 (平成9年9月29日・点検/第3期工事中)
  第一期工事部  異常なし 同左  異常なし
 同上個所  全面異常なし                    同  左    異常なし

所 見

第一期工事部は10年・第二期工事部は8年ほどの経過を見るが、双方とも総括的に異常なし。
10年前の施工直前の腐食は完全に制御されており、塗膜も健全さを維持していまだ充分な防食性能を発揮していることが確認された。
特に第一期の施工部は10年を経過してもなお、非常に良好である。
第二期の施工部については、橋の前に建っている倉庫の屋根を超える高さのあたりから海塩粒子等の付着が著しくなり、最も川よりのスパーンは遮蔽物もなく、下が道路となってもいるため、直接海風に晒されることから塗面が灰色に見えるほどであった。
しかしながら、塗膜自体に何らの異常はなく、健全であることが確認された。

一部の付属部材、及びエッヂ部等については発錆も見られたが、仕様に基づいた所定の膜厚が得られていない部分であり、測定したところ所定膜厚の半分、又はそれ以下であったことが確認された。
腹板、添接板等は充分に膜厚も得られていて健全であるが、エッヂ部・下面は増し塗りが不足しているようで膜厚のバラツキが目立った。
高所作業車のタッチアップ補修をすることで、更に長期な重防食が確保されることになる。